職場に自分と合わない苦手な人や自分にやたら厳しい先輩がいるなどといった、人間関係の問題や悩みで辛い思いを誰しもが必ず経験しているものだ。
看護師という職種では、同僚や先輩のほか、患者とその家族、医師など多くの人との関わり合いがあるだけに、ストレスや人間関係の悩みも多いことだろう。
そのため、看護師は離職率と転職率が高いといわれており、離職の理由においては、人間関係の問題が圧倒的に多く見受けられるのだ。

女性が95%を占めている職場が多く、女性特有の感情に左右されるといったようなことで、陰口を言われるや無視される、あり得ない噂を流されるなどの陰湿ないじめが生じやすいのが特徴だ。
看護師は、患者の命を預かる責任のある仕事で、ミスによって大変な自体を招くこともあるため、経験の少ない未熟な看護師にはかなり厳しい指導があったりすることから、先輩看護師が怖いというストレスも抱えているようだ。
看護現場においては、年代やライフスタイル、経験の異なるさまざまな看護師が連携して看護業務を行なっているので、それぞれの価値観も異なるのだ。

このように、チームで活躍している看護師の仕事には、多くの人間関係を大変にしてしまう要因がある。
人間関係の悩みを抱えている場合には、まずは自分自身の日ごろの言動を考えてみると良いだろう。
指導を受けている時にメモをせずに何度も同じことを繰り返し聞いたり、単独行動をして自分の仕事だけをやればいいと思ったりはしていないだろうか。
相手が自分を無視するなどといった態度をとられた場合には、視点を変えて相手の立場になって考えてみることも大切なのだ。